平成も残すところあとわずか。
新たな時代への期待も膨らむ一方、終わる時代を惜しむ気持ちもあります。
今回は、そんなセンチな気持ちに浸るべく、平成という時代をシングル売上げランキングと共に振り返ります!
- 1 平成の出来事:音楽の消費形態の変化
- 2 平成ヒット曲:シングル売上ランキングトップ30
- 2.1 30位 1997 (平成9年) 硝子の少年 / KinKi Kids
- 2.2 29位 1995 (平成7年) シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~ / Mr.Children
- 2.3 28位 1992 (平成4年) 世界中の誰よりきっと / 中山美穂&WANDS
- 2.4 27位 1997 (平成9年) White Love / SPEED
- 2.5 26位 1995 (平成7年) Hello, Again~昔からある場所~ / MY LITTLE LOVER
- 2.6 25位 1996 (平成8年) LA・LA・LA LOVE SONG / 久保田利伸
- 2.7 24位 1995 (平成7年) LOVE PHANTOM / B’z
- 2.8 23位 1995 (平成7年) HELLO / 福山雅治
- 2.9 22位 2000 (平成12年) Everything / MISIA
- 2.10 21位 1994 (平成6年) innocent world / Mr.Children
- 3 平成ヒット曲:売上ランキングトップ20
- 3.1 20位 1993 (平成5年) ロード / THE虎舞竜
- 3.2 19位 1990 (平成2年) 愛は勝つ / KAN
- 3.3 18位 1994 (平成6年) 恋しさと せつなさと 心強さと / 篠原涼子
- 3.4 17位 1993 (平成5年) 愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない / B’z
- 3.5 16位 1993 (平成5年) TRUE LOVE / 藤井フミヤ
- 3.6 15位 1998 (平成10年) Automatic / 宇多田ヒカル
- 3.7 14位 1995 (平成7年) WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~ / H Jungle With t
- 3.8 13位 1996 (平成8年) DEPARTURES / globe
- 3.9 12位 1997 (平成9年) CAN YOU CELEBRATE? / 安室奈美恵
- 3.10 11位 2000 (平成12年) 桜坂 / 福山雅治
- 4 平成ヒット曲:シングル売上ランキングトップ10
- 4.1 10位 1996 (平成8年) 名もなき詩 / Mr.Children
- 4.2 9位 1993 (平成5年) YAH YAH YAH / CHAGE&ASKA
- 4.3 8位 1995 (平成7年) LOVE LOVE LOVE / DREAMS COME TRUE
- 4.4 7位 2003 (平成15年) 世界に一つだけの花 / SMAP
- 4.5 6位 1991 (平成3年) ラブ・ストーリーは突然に / 小田和正
- 4.6 5位 1994 (平成6年) Tomorrow never knows / Mr.Children
- 4.7 4位 1991 (平成3年) SAY YES / CHAGE&ASKA
- 4.8 3位 1992 (平成4年) 君がいるだけで / 米米CLUB
- 4.9 2位 1999 (平成11年) だんご3兄弟 / 速水けんたろう、茂森あゆみ
- 4.10 1位 2000 (平成12年) TSUNAMI / サザンオールスターズ
- 5 平成ヒット曲:音楽ダウンロード各年の1位
平成の出来事:音楽の消費形態の変化
この後紹介するランキングは、対象は平成元年(1989年)~平成30年(2018年)ですが、シングル売上枚数のランキングとなっています。
そのため、シングルが売れなくなった2000年(平成12年)以降の曲は殆どランクインしていません。
2000年以降、音楽はCDを買う時代から、データとしてダウンロードする時代になりました。
また、最近では、ダウンロードをストリーミングが超えたそうです。
昭和の時代から続いてきた、音楽をモノとして所有する時代が終わり、音楽を見えないモノとして所有する時代になり、音楽を所有せず共有する時代へと移り変わったと言えます。
音楽の消費形態が大きく変化したことも「平成」という時代を象徴する出来事でしょう。
皆さん、音楽ってどうやって聴いていますか?どうやって管理していますか?昔はお気に入りのカセットテープを作って、擦り切れるまで聴いたなんて方もいらっしゃると思います。しかし今は、You Tubeやストリーミングで聴いている方も[…]
今回は、あいにくデータダウンロード、ストリーミング再生回数など、総合的に評価するデータを見つけることができなかったため、シングル売上のランキングを紹介させて頂きます。
平成ヒット曲:シングル売上ランキングトップ30
※You Tubeにオフィシャル動画があったもののみ動画を載せています。オフィシャル動画がない場合は、Apple Musicで視聴できます。また、タイトル部分をクリックするとYou Tubeで検索できるようになっています。
30位 1997 (平成9年) 硝子の少年 / KinKi Kids
昭和の終わりから平成の間もずっとジャニーズは売れ続けていますね。
apple musicには、オルゴールバージョンしかありませんでした。
29位 1995 (平成7年) シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~ / Mr.Children
阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件などがあったこの年。ミスチルが大活躍していました。
この曲の売上げなどは全て阪神淡路大震災の義援金に当てられたそうです。
28位 1992 (平成4年) 世界中の誰よりきっと / 中山美穂&WANDS
きんさんぎんさんという双子のおばあちゃんがよくテレビに出ていたこの年、子供はスーファミのマリオカートに夢中でした。そんな中、中山美穂とWANDSのコラボしたこの曲が大ヒット。
こちらもオルゴールバージョンしかありませんでした。
27位 1997 (平成9年) White Love / SPEED
大人はキシリトールガムをかみながら失楽園、子供はルーズソックスを履きながらSPEED。
当時中学生メインのSPEEDが自身最大のヒット曲を発売。
26位 1995 (平成7年) Hello, Again~昔からある場所~ / MY LITTLE LOVER
この年デビューのマイラバ。「Man&Woman」「白いカイト」もこの年に発売されており、まさにマイラバが大活躍した1年となりました。お洒落な雰囲気が当時としては新しいかったと思います。
25位 1996 (平成8年) LA・LA・LA LOVE SONG / 久保田利伸
言わずと知れたドラマ「ロングバケーション」の主題歌。
ニューヨークの同じマンションに住んでいたナオミ・キャンベルとのコラボ曲。
Apple Musicにはオルゴールバージョンしかありませんでした。
24位 1995 (平成7年) LOVE PHANTOM / B’z
「クロノトリガー」発売、映画「耳をすませば」公開などがあったこの年、B’zも相変わらずヒット曲を連発していました。
こちらもApple Musicには、オルゴールバージョンしかありませんでした。
23位 1995 (平成7年) HELLO / 福山雅治
だよね、まいっか、と連発していたこの年、平成のイケメンがヒット曲を飛ばしました。
22位 2000 (平成12年) Everything / MISIA
パラパラ、おっはー、IT革命。
ミレニアムと言われた20世紀最後の年の大ヒットドラマ「やまとなでしこ」の主題歌。
平成を代表するボーカリストと言っても過言ではない程の歌唱力です。
21位 1994 (平成6年) innocent world / Mr.Children
プレイステーション、セガサターンが発売され新たな時代を予感させたこの年。
スマートで洗練されたイメージのバンドが大ヒット。
この頃からおしゃれと言う価値観がそれまでのものとは違ったものになっていった感があります。
平成ヒット曲:売上ランキングトップ20
※You Tubeにオフィシャル動画があったもののみ動画を載せています。オフィシャル動画がない場合は、Apple Musicで視聴できます。また、タイトル部分をクリックするとYou Tubeで検索できるようになっています。
20位 1993 (平成5年) ロード / THE虎舞竜
Jリーグが開幕、ラモス、アルシンド、ジーコ、ビスマルク、子供達はサッカー選手に憧れました。
そんな中ヒットしたこの悲劇の歌の歌詞が実話だと知り、当時子供だった私も涙しました。
19位 1990 (平成2年) 愛は勝つ / KAN
バブル崩壊直前のこの年。ちびまる子ちゃんがブームになりました。
必ず最後に愛は勝つ、という希望に満ちたこの曲が大ヒット。
18位 1994 (平成6年) 恋しさと せつなさと 心強さと / 篠原涼子
このあと平成の伝説となる、オリックスのイチローが大活躍したこの年。
映画「ストリートファイター2」の主題歌としてこの曲が大ヒット。
17位 1993 (平成5年) 愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない / B’z
相撲界では曙、若花田、貴花田が大活躍し、聖剣伝説2、ロマンシングサガ2、ロックマンXなどが発売され、スーファミ全盛期だったこの頃、B’z最大のヒット曲となっているこの長いタイトルの曲が発売。
Apple Musicにはオルゴールバージョンしかありませんでした。
16位 1993 (平成5年) TRUE LOVE / 藤井フミヤ
ナタデココブームの中、大ヒットドラマ「あすなろ白書」の主題歌として大ヒット。最近は息子さんも活躍していますね。
15位 1998 (平成10年) Automatic / 宇多田ヒカル
携帯電話が急速に普及していったこの年、アメリカから本格的なR&Bを輸入し、和製R&Bを投下した宇多田ヒカルが日本の音楽シーンに革命をもたらしました。日本でブラックミュージックが流行するきっかけとなった一曲。
14位 1995 (平成7年) WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~ / H Jungle With t
テレビの影響力がとても強かったこの時代にテレビの力を上手く使ってヒットしたのがこの曲。
13位 1996 (平成8年) DEPARTURES / globe
ミニスカ、ルーズソックス、たまごっち。女子高生が新たな流行を作っていったこの時代。
小室ファミリーが大ヒットしていました。
globeのマークパンサーのラップが象徴するように、この時代からアメリカで以前から流行していたラップというものが、日本の音楽にも取り入れられることが増えてきました。
12位 1997 (平成9年) CAN YOU CELEBRATE? / 安室奈美恵
平成の伝説の歌姫、安室奈美恵最大のヒット曲。
平成の日本文化を創ってきたと言っても過言ではないカリスマです。これからも語り継がれる名曲。
11位 2000 (平成12年) 桜坂 / 福山雅治
平成のイケメンはミレニアムの年にも大ヒット。ベスト30に2曲ランクインは偉業です。
平成ヒット曲:シングル売上ランキングトップ10
※You Tubeにオフィシャル動画があったもののみ動画を載せています。オフィシャル動画がない場合は、Apple Musicで視聴できます。また、タイトル部分をクリックするとYou Tubeで検索できるようになっています。
10位 1996 (平成8年) 名もなき詩 / Mr.Children
どうでもいいですが筆者が初めて買ったCD!
当時CDラジカセであのちっちゃいCDを何度も何度も聴いたことを思い出します。
9位 1993 (平成5年) YAH YAH YAH / CHAGE&ASKA
レインボーブリッジが開通したこの年のドラマ「振り返れば奴がいる」の主題歌として大ヒット。
Apple Musicにはオルゴールバージョンしかありませんでした。
8位 1995 (平成7年) LOVE LOVE LOVE / DREAMS COME TRUE
ドラマ「愛していると言ってくれ」の主題歌。ヒット曲が多い1995年を制したのがドリカムでした。
7位 2003 (平成15年) 世界に一つだけの花 / SMAP
スマップ最大のヒット曲。この曲は発売後にも長い間売れており、SMAP解散時にも売上が上がったりしているので、ダウンロード数なども考慮するともっと上位に行く可能性があります。
↓スマップバージョンがないので、こちらはマッキーバージョンです。
6位 1991 (平成3年) ラブ・ストーリーは突然に / 小田和正
90年代を代表するドラマ「東京ラブストーリー」の主題歌として大ヒット。
5位 1994 (平成6年) Tomorrow never knows / Mr.Children
平成の怪物、ナリタブライアンが3冠馬となったこの年。ミスチル最大のヒット曲が生まれました。
4位 1991 (平成3年) SAY YES / CHAGE&ASKA
僕は死にましぇん!でおなじみドラマ「101回目のプロポーズ」の主題歌。
中西保志さんバージョンです。
3位 1992 (平成4年) 君がいるだけで / 米米CLUB
ドラマ「素顔のままで」の主題歌。やはり平成初期はテレビドラマの影響力が半端ないです!
2位 1999 (平成11年) だんご3兄弟 / 速水けんたろう、茂森あゆみ
昭和の「およげたいやきくん」、平成の「だんご3兄弟」。
令和の時代にも子供番組からヒット曲が生まれるのでしょうか。
Apple Musicには、速水けんたろうさんバージョンがないのでこちらは少し新しいバージョンです。
1位 2000 (平成12年) TSUNAMI / サザンオールスターズ
1位はサザンオールスターズのTSUNAMIでした。
昭和から平成の音楽シーンを引っ張ってきた大御所。今後も引き続き活躍していくことでしょう。
以上、平成のヒット曲ランキング30でした。
平成ヒット曲:音楽ダウンロード各年の1位
シングル売上ランキングには登場しませんでしたが、平成後半にも多くのヒット曲がありました。
各年の音楽ダウンロード数首位の曲は以下の通りです。
これらの曲も平成を代表する曲ですね。
2005年 (平成17年) 恋のマイアヒ / オゾン
2006年 (平成18年) 桜 / コブクロ
2007年 (平成19年) 愛唄 / GReeeeN
2008年 (平成20年) そばにいるね / 青山テルマ feat.SoulJa
2009年 (平成21年) 遥か / GReeeeN
2010年 (平成22年) 会いたくて 会いたくて / 西野カナ
2011年 (平成23年) 好きだよ。~100回の後悔~ / ソナーポケット
2012年 (平成24年) Love Story / 安室奈美恵
2013年 (平成25年) 女々しくて / ゴールデンボンバー
2014年 (平成26年) レット・イット・ゴー~ありのままで~ / 松たか子
2015年 (平成27年) R.Y.U.S.E.I. / 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
2016年 (平成28年) 海の声 / 桐谷健太
2017年 (平成29年) 恋 / 星野源
2018年 (平成30年) Lemon /米津玄師
平成の時代には、数々の流行・出来事と共に、数え切れない程の名曲が生まれました。
30年も続いた時代が終わる寂しさもありますが、新しい令和の時代にも多くの名曲が生まれることを祈っています。
↓ちなみにすでに新しい名曲が生まれています(笑)
<Java Music>