この記事では、独学で英語力をアップさせたいあなたに、TOEIC915点を取得した筆者が本気でオススメする、英語学習の本を3冊紹介し、徹底解説します。
この3冊を徹底的にやりこめば、世界中の人と話ができるあなたに生まれ変わることができるはず。ついでにTOEICの点数も上げちゃいましょう♪
英語学習の新定番!スタディサプリ ENGLISH まずは無料体験!
独学でリスニング力・スピーキング力UP!「英語耳」
1冊目にオススメしたいのは「英語耳」です。
「発音が出来るとリスニングができる」というキャッチフレーズを信じ、私が実際に購入し徹底的にやりこんだ一冊です。
この本をマスターにするには、忍耐と努力が必要です。
ひたすら地味な発音の練習をして英語を「聴く耳」と「発音する口」を作る。
これがその後の英語学習の大切な基礎となります。
「英語耳」の対象読者
本書の冒頭にも記載がありますが、この本は、初心者から発音の勉強をしたことのない上級者まで、幅広い人を対象としています。
初心者にとっては、始めに発音をトコトン練習することで、その後の英語力が伸びやすくなります。
そして何より、あなたの英語が世界の人に通じやすくなります。
上級者の方は、「今更発音かぁ」、という気になってしまうかもしれません。
ただ、発音記号を正しく理解し、英語の音を知ることって意外とできていない方が多いかと思います。
一度発音の練習をして体に叩き込むと、その効果を感じることができるハズ。
この本のオススメポイント
英語耳の良いところは下記になります。
■付属のCD付き
■一つの発音記号につき、1ページ~2ページを費やし、詳しく解説
■一つの発音記号ずつ、口の形、舌の形が分かるイラスト付き
■発音記号単独の音、その発音記号を使った単語をCDで聴ける
■なぜ聞き取れないのか、など発音以外の腑に落ちる解説が充実
■「英語耳」を作るまでの英語勉強方法の解説が充実
この本に沿って練習をすることで「英語耳」に近づいていくことが実感できるはずです。
さらに「英語耳」は、英語勉強方法についての解説がとても充実しており、一つ一つが腑に落ちる内容。
今後の英語勉強の考え方も変わるのではないかと思います。
構成
本書の構成は下記のようになっています。トレーニングの部分と解説の部分に分かれます。
1.なぜ聞き取れないのかの解説
2.子音一つ一つの解説&トレーニング
3.母音一つ一つの解説&トレーニング
4.Rのトレーニング
5.”check it out” = 「チェケラ」のような音声変化の練習
6.反復練習方法の解説
7.読書のすすめ
2~5が、発音記号、単語の発音、短いフレーズの練習などの練習部分です。
ここをしっかりやりこむ事が大事!
しかし、この本の核心は6,7だと思っています。
6は自分で練習する題材を用意し、歌や会話の題材を使って自分オリジナルで勉強する部分です。やり方の解説はあります。
7はそのままです。英文の読書をすることです。これも自分で題材を見つけて学習することになります。その時の心得の説明がされています。
発音記号の練習
発音記号は一番の基礎となる部分です。
thの正しい発音、LとRの発音、同じAでもappleとupは違う、などなど。一つ一つの発音記号をひたすら口に馴染ませていきます。
Thin、This、正しく発音出来ますか?
シン、ディス、と発音していては伝わる英語になりません。
聞き取れるようにもならないでしょう。
apple はアップルではほぼ伝わらないでしょう。
本書では一つ一つの発音記号に対し、下記のように口と舌のイラスト付きで発音方法の解説とCDでの音の確認ができるようになっています。
正しい発音をすると、日本人のカタカナ読みで通じる単語、通じない単語が感覚的に分かるようになります。
それは自分が正しい発音を知ったからです。
この部分だけでも、やりこむ価値はあります。
反復練習・歌で口と耳を鍛える
6の反復練習時には、歌を使うことが書かれています。
私はそれに沿って、下記のように当時好きだったノラ・ジョーンズの “Seven Years” という曲の歌詞と発音記号を全て書き起こし、発音の練習をしました。
当時の紙が本に挟まったまま保存されていました。
写真上部に書いてある数字が300回練習した証です!
おかげでこの曲の歌詞は10年以上経った今でも完全に暗記しています。
反復練習②・会話の題材で口と耳を鍛える
音楽での練習の後は、会話を用いて練習することになっています。
私は別途購入していた「英語は絶対勉強するな!」という本にとてもいい会話の題材があったため、そちらを使用して練習しました。
これに関しては記録が残っていませんが、かなりの回数練習し、発音を口と耳にひたすら馴染ませていきました。
この部分については、実際の会話を使って、英語のリズムと発音を一緒に口と耳に馴染ませていきます。
会話ができるようになりたい方にはとても重要なプロセスになります。
まとめ
スポーツでも何でもそうですが、基礎となる部分を体に叩き込むという時間は、何かを上達するためには必要不可欠なプロセスだと思っています。
この「英語耳」はまさに、その「体に叩き込む」部分を徹底的に行うための指南書となります。
この本を完璧にやり通すことは、時間が掛かります。途中で嫌になってしまう人も多いと思います。ただ、それを乗り越えた人にしか見えない世界はあります。
私は、聞き流すだけでペラペラになるというものは全く信じていません。それはこの本で地道にやった経験があるからです。簡単にできるのであれば、日本人はみんなペラペラなはずです。
私は、心から、この本に出会ってやり切って良かったと思っています。
英語力が伸びた根本にあるのは、この「英語耳」だと確信しています。
特にこれから本格的に英語を勉強する方にはオススメしたいです!
忍耐力のある方、是非試してみて下さいね。
英語学習の新定番!スタディサプリ ENGLISH まずは無料体験!
TOEIC,実生活のための語彙力UPにオススメ!「英単語スピードマスター」
2冊目のオススメは、「英単語スピードマスター」です。
語学を上達するには、聴く力、話す力も必要ですが、何よりも語彙が少ない限り言えること、理解できることは限られてしまいます。
英単語はネイティブスピーカーで2万~3万5千程の語彙力があるそうです。
英単語自体は古くて使われないようなものまで含めると100万語ほどあるとも言われており、英語の単語の多さには驚かされます。
ただ、そんな英単語を闇雲に覚えても、あまり意味がありません。
日常・ビジネスで使うもの、テストに出るものを優先的に、かつ体系的に覚えるには、本書はとてもオススメです。
「英単語スピードマスター」の対象読者
私は、大学受験の際に、「速読英単語」や「リンガメタリカ」など、いわゆる受験用の勉強はしてきました。
しかし、社会人になってからは、英単語については、この本1冊だけを勉強してきました。
私が10年以上前に購入した本書の冒頭には、下記のように記載されています。
本書では、中学・高校の「学校語彙」と「TOEIC語彙」の差に着目して、学校語彙に上乗せする形で英単語を増強できるようにしました。
また、下記のようにも書いてあります。
頻出の動詞、形容詞、名詞などは1語ずつ覚えていくのではなく、重要な類義語や派生語も同時に覚えるスタイルを取りました。ビジネス語彙や生活語彙については、カテゴリー別に一気に覚えられるようにな構成になっています。
本書の基本動詞の最初の単語は、“Increase”(増える)、基本形容詞の1つ目は、“Accurate”(正確な)、基本名詞の1つ目は、“Assignment”(任務)、です。
どれも実際に5年間外国で仕事をしていた筆者が、仕事で超頻繁に使っていた超重要単語です。ただ、学校ではこのような単語は教わった記憶がありません。(遠い過去すぎて覚えていないだけかもしれないですが)
単語の顔ぶれを見ると、最低でも中学校レベルの英単語は完璧、高校の英語単語も少しは覚えている、というレベルから使用できる本と言えると思います。
この本のオススメポイント
英単語スピードマスターのオススメポイントは下記になります。
■海外生活6年の筆者が実用性の高いと感じる単語ばかりが入っている
■学校で教わらなかったちょうどいいレベルの単語ばかりが入っている
■単語に発音記号が書いてある
■同義語、派生語、対義語がセットになっている
■基本単語、イディオムには全て1単語につき、例文がついている
■ビジネス語彙、生活語彙は、そのジャンル毎に短い文章がついており、実際にどのように使われるかがわかる
■ビジネス語彙、生活語彙はジャンル毎に単語をまとめて覚えられる
■日本語の意味の部分が赤いシートで隠れるように赤字になっている
一言で言うと、「重要な単語を効率的に身につけることができる」、と言えます。
あれこれ他の本に手を出す必要がなく、これだけ完璧にすればTOEICでも高得点が狙えます。(私もまだこの本を完璧に全て覚えている訳ではないですが、900点以上取っています。)
構成
本書の構成は下記のようになっています。トレーニングの部分と解説の部分に分かれます。
1.基本動詞(Level 1・Level 2)
2.基本形容詞・副詞(Level 1・Level 2)
3.基本名詞(Level 1・Level 2)
4.ビジネス語彙
5.生活語彙
6.精選イディオム(Level 1・Level 2)
1,2,3,6は単語帳のような形で、1単語ずつ日本語の意味、例文、派生語等が紹介されています。
4,5はジャンル毎に(例えば、ビジネスの「人事」「不動産」「投資」など)数センテンスの短めの文章があり、それに関連する単語がズラズラと紹介されるような形です。
収録単語数
私が所有している第4版(2004年)の収録単語数は下記ようになっています。今でもメジャーな本ですので、何版も重版していると思うので最新の数字とは異なるはずです。
1.基本動詞
200語 + 関連語 400語
2.基本形容詞・副詞
150語 + 関連語 300語
3.基本名詞
150語 + 関連語 300語
4.ビジネス語彙
275語 + 関連語 950語
5.生活語彙
158語 + 関連語 490語
6.精選イディオム
200語
合計 3,573語
まとめ
効率的に、仕事でも使える、日常生活でも使える、TOEIC対策にもなる単語を学べる。
それがこの本の特徴であり、オススメする理由でもあります。
この本1冊だけをやり潰せば、単語力だけでなく、英語の総合力のアップにも繋がります。あれこれどの本がいいかと悩む必要はもうありません。
これから本格的に英語を勉強しようとお考えの方にオススメしたいです!
TOEIC向け文法力UPにオススメ!「TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000問」
3冊目はTOEIC受験のための本となりますので、TOEIC向けの内容になります。
(※本記事の内容は、2017年11月25日第2版第4刷を元にしています。)
本書は「でる1000」の愛称で親しまれているベストセラー本です。ですので、既にご存じの方も多いと思います。
タイトルの通り、TOEICを受験する予定の方向けの本です。しかも、Part 5(短文穴埋め問題)のみに特化しています。
英語の文法を体系的に網羅して解説している本ではありません。
しかし、大量の文法問題が掲載されており、解説がしっかりしているのでTOEICを受けない方でもドリルのように使えるのではないかと思います。
何より気に入っているのが、4択問題の正解の解説だけではなく、不正解の選択肢がなぜ不正解なのか、が解説されています。
不正解の理由も分かる事で、1問1問の理解度が格段に上がります。
「文法問題でる1000問」の対象読者
私が本書を購入した時、すでにTOEICの点は885点でした。
しかし、どうしても900点の壁が越えられず、弱点だった文法を徹底的に勉強するために購入しました。
使ってみた感覚として、現時点でTOEICの点が500点以上の方であれば、この本をいきなり使っても効果があるのではないかと思います。
もっと早くに出会っていれば、私の点ももっと早く上がったはず!
ちなみに、中学レベルの文法を忘れてしまった方にはオススメ出来ません。問題のレベルはTOEICと同じ位なので、基本的な所は分かっている状態でない厳しいです。
「文法問題でる1000問」のオススメポイント
本書の特徴として、本の表紙裏にこのように記載されています。
①圧倒的な質と量
新形式開始語も毎回受験、毎回990点満点。そんなTEX加藤先生の著作はいずれも、クオリティの高さから、読者の圧倒的支持を得ています。本書は、しかも、1049問収録でボリュームもスゴイ!!Part 5で出題される文法事項を網羅した1冊です。
②論理的でわかりやすい
正解への道筋を、ひとつひとつていねいに解説。間違い選
択肢のダメな理由まで説明しているので、腹の底から納得
できる内容です。これまでなんとなく解いていた問題を
論理的に、しかも素早く解答できるようになります。
③使いやすい
本書は、左ページに問題、右ページに解説という見開き
構成。解答後すぐに正答·解説をチェックできるので、サ
クサク問題をこなせます。さらに、別冊〈文法問題1000
本ノック!〉には、本冊の問題をシャッフルしてコンパク
トにまとめました。総復習や外出先での学習に最適です。
私の考える、本書のオススメポイントは下記になります。
■問題の種類毎(動詞、前置詞など)に解き方の解説がある
■問題の種類ごとに練習問題がたくさんある
■不正解の選択肢が間違っている理由も解説されている
■収録されている問題数が多い
■後半は模試形式になっており力試しが出来る
■スマホでも学習できる
■問題と解説の見開き構成で答えを素早く確認できる
問題の種類ごとの解説、解き方、練習問題が固まりになっているため、体系的に理解しやすい構造になっています。
何度も書いていますが、不正解の理由の解説があることが私はとても気に入っています。
構成
本書の構成は下記のようになっています。トレーニングの部分と解説の部分に分かれます。
1.品詞問題
2.動詞問題
3.前置詞 or 接続詞問題
4.代名詞問題
5.前置詞問題
6.関係詞問題
7.ペア表現・語法・数・比較問題
8.文法模試
1~7それぞれに、解き方、練習問題が付いています。
また、模試は13回分(1回30問)収録されています。
The weather in Merizo is very —— year-round, though there are showers almost daily from December through March.(A) agreeable(B) agree(C) agreement(D) agreeably
正解:A(be動詞+副詞 )の空所に入るのは補語になる形容詞。選択肢が知らない単語でも、形容詞の語尾-ableの付いた(A)agreeable(快適な)が正解と判断できる。名詞の(C)「合意」も補語になるが、文意と合わず、副詞veryに修飾されない。(B)「合意する」は動詞、(D)「気持ちよく」は副詞で共に補語にならない。空所後のyear-round (1年中)はここでは副詞。訳:12月から3月にかけてほぼ毎日夕立があるが、Merizoの天候は、1年中とても快適だ。
注: agreeable <形容詞> 快適な、感じのよい
スマホ・PCで学習
最近の本ではよくありますが、この本もスマホやPCでの学習に対応しています。
PCなら本書に記載のURLにアクセスすることで音声データをダウンロードできます。
問題文の英語がネイティブの発音で聴くことが出来ます。
スマホならabceed analyticsのアプリをダウンロードすることで、音声データの再生とスマホ上での勉強も可能です。移動中でも簡単に勉強・復習ができます。
アプリ上でこのように問題を解いたり、解説を確認したり、進捗管理ができます。
まとめ
TOEICの文法対策をすることで、今まで「何となく」しか分かっていなかった英語の文法についての理解が深まります。
これは、TOEICだけでなく、仕事でメールや文章を書く際、話をする時など、英語のアウトプットをする際に役に立つ知識になります。
本書はTOEICに特化した本ではありますが、英語の総合力アップに繋がる良書です。
文法でお悩みの方は是非一度お試し下さい。
いかがでしたでょうか?
発音の練習をすることでリスニング力、スピーキング力の向上が見込まれます。
語彙を増やすことで幅広い表現が身に付き、映画やニュースなど英語のインプットもしやすくなります。
文法力を鍛えることで、正しい英語の使い方が自然と身に付きます。
ひとつでも気になるものがあったら是非お試しください!
英語学習の新定番!スタディサプリ ENGLISH まずは無料体験!
<Java Travel>