家計管理を始めようと思ったとき、
- まず家計簿をつければいいのか
- ライフプラン表を作った方がいいのか
- 家計簿とライフプラン表は何が違うのか
このように迷う方は多いと思います。
どちらも家計管理に役立つものですが、役割は少し違います。
家計簿は「現在の家計」を把握するためのもの。
ライフプラン表は「将来のお金」を見える化するためのもの。
つまり、家計簿とライフプラン表はどちらか一方を選ぶものというより、現在と将来をつなげて家計を考えるためのセットとして考えると分かりやすいです。
この記事では、家計簿とライフプラン表の違い、まずどちらから作るべきか、2つを組み合わせるメリットについて解説します。
家計簿とライフプラン表の違い
家計簿とライフプラン表の一番大きな違いは、見る時間軸です。
家計簿は、毎月の収入や支出を記録し、現在の家計の状態を確認するために使います。
一方で、ライフプラン表は、今後の収入、支出、貯蓄、教育費、老後資金などをもとに、将来のお金の流れを確認するために使います。
ざっくり整理すると、次のような違いがあります。
- 家計簿:今、何にいくら使っているかを確認する
- ライフプラン表:これから先、お金が足りるかを確認する
どちらも大切ですが、目的が違います。
まずは現在の家計を把握し、そのうえで将来のお金をシミュレーションすると、より現実的な家計管理がしやすくなります。
2つのテンプレートで見える化
家計簿テンプレートで現状を整理し、ライフプランテンプレートで将来のお金を確認する流れがおすすめです。
家計簿は「現在の家計」を把握するもの
家計簿の役割は、現在の家計を見える化することです。
毎月の収入、支出、貯蓄額、支出の内訳などを確認することで、家計の状態が分かりやすくなります。
たとえば、家計簿を使うと次のようなことを確認できます。
- 毎月いくら収入があるか
- 毎月いくら支出しているか
- どの費目にお金を使っているか
- 固定費と変動費のバランスはどうか
- 貯蓄率はどれくらいか
- 赤字になりやすい月はあるか
家計簿をつけていると、「食費が多い気がする」「通信費を見直せそう」「教育費が増えてきた」など、感覚的に気づくことがあります。
ただし、記録するだけでは家計改善にはつながりにくい場合もあります。
大切なのは、記録したデータを使って、どこを見直せば家計が良くなるのかを考えることです。
その意味で、家計簿は「節約のための記録」ではなく、現在の家計を把握し、改善ポイントを見つけるための道具だと考えると分かりやすいです。
ライフプラン表は「将来のお金」を見える化するもの
ライフプラン表の役割は、将来のお金の流れを見える化することです。
現在の収入や支出だけでなく、将来の収入、支出、貯蓄、教育費、ライフイベントなどを入力して、長期的な家計の見通しを確認します。
たとえば、ライフプラン表では次のようなことを考えます。
- 子どもの教育費はいつ、どのくらい必要になるか
- 将来の貯蓄額はどう推移するか
- 大きな支出が重なる時期はあるか
- 老後に向けてどのくらい備えられそうか
- 今の家計ペースで将来も大丈夫そうか
毎月の家計簿だけを見ていると、「今月は黒字だった」「今月は使いすぎた」という短期的な判断になりがちです。
一方で、ライフプラン表を作ると、10年後、20年後の家計の見通しを考えやすくなります。
特に子育て世帯の場合、教育費や生活費の変化など、将来のお金を早めに見える化しておくことは大切です。
まずどちらから作るべき?
家計簿とライフプラン表のどちらから始めるべきか迷った場合は、まず家計簿から始めるのがおすすめです。
理由は、ライフプラン表を作るためには、現在の家計の数字が必要になるからです。
たとえば、ライフプラン表を作るときには、次のような情報を入力します。
- 現在の貯蓄額
- 年間収入
- 年間支出
- 毎年どれくらい貯蓄できそうか
- 今後予定している大きな支出
このうち、年間収入や年間支出、貯蓄率が分からないままライフプラン表を作ると、数字がかなりざっくりしたものになってしまいます。
もちろん、最初はざっくりでも構いません。
ただ、より現実的なシミュレーションをしたい場合は、家計簿で現在の家計を整理してから、ライフプラン表を作る方が使いやすくなります。
家計簿だけでは足りない理由
家計簿は、現在の家計を把握するためにはとても役立ちます。
しかし、家計簿だけでは将来のお金までは見えにくいです。
たとえば、今月の支出が少なくても、数年後に教育費が大きく増えるかもしれません。
毎月は黒字でも、将来の大きな支出が重なる時期には、貯蓄が大きく減る可能性もあります。
家計簿は、今の家計を整えるためのもの。
ライフプラン表は、将来のお金の見通しを立てるためのもの。
この2つを組み合わせることで、短期的な家計管理と長期的な家計計画をつなげて考えられます。
2つを組み合わせるメリット
家計簿とライフプラン表を組み合わせると、家計管理がかなり分かりやすくなります。
たとえば、次のようなメリットがあります。
- 現在の収入・支出をもとに、将来のシミュレーションができる
- 教育費や大きな支出に備えやすくなる
- 毎月の節約が、将来の安心につながることが分かりやすい
- 夫婦でお金の話をしやすくなる
- 今やるべき家計改善が見えやすくなる
家計管理は、目の前の支出を減らすことだけが目的ではありません。
今の家計を整えながら、将来のお金にも備えることが大切です。
そのためには、家計簿で現在を把握し、ライフプラン表で将来を確認する流れがとても相性の良い組み合わせになります。
家計簿テンプレートが向いている人
家計簿テンプレートは、次のような方に向いています。
- マネーフォワードMEを使っている
- 家計簿アプリのデータをもっと活用したい
- 年間の収入・支出・収支を確認したい
- 費目別に何にいくら使っているか見たい
- 固定費や変動費を見直したい
- 貯蓄率を確認したい
- 家計診断で改善ポイントを知りたい
毎月の家計簿データはあるのに、家計改善にうまく活かせていない方には、家計簿テンプレートが向いています。
ライフプランテンプレートが向いている人
ライフプランテンプレートは、次のような方に向いています。
- 教育費がどれくらい必要か不安
- 将来の貯蓄額をシミュレーションしたい
- 家族でお金の計画を立てたい
- 将来の大きな支出に備えたい
- 長期的な家計の見通しを持ちたい
- 家計管理を将来設計につなげたい
現在の家計だけでなく、10年後、20年後のお金の流れまで確認したい方には、ライフプランテンプレートが向いています。
まとめ:まず現在の家計を把握し、次に将来のお金を考える
家計簿とライフプラン表は、どちらも家計管理に役立ちます。
ただし、それぞれの役割は違います。
- 家計簿:現在の家計を把握する
- ライフプラン表:将来のお金を見える化する
どちらから始めるか迷った場合は、まず家計簿で現在の収入・支出・貯蓄率を確認し、そのうえでライフプラン表を使って将来のお金を考えるのがおすすめです。
現在の家計が分かると、将来のシミュレーションもより現実的になります。
家計簿で「今」を整え、ライフプラン表で「将来」を見える化する。
この流れで考えると、家計管理はかなり分かりやすくなります。
目的に合わせてテンプレートを選んでみてください
現在の家計を見える化したい方は家計簿テンプレート。
将来のお金を見える化したい方はライフプランテンプレートがおすすめです。