こんにちは!FPサボちゃんです。
お金に関する悩みは尽きませんが、それは、漠然とした不安であることが多いです。
なぜなら、それは実際にお金が足りるのかどうかが具体的な数字で見えていないから。
具体的には、下記の①~⑤のことをして、お金を管理しています。
②毎月の収支の確認
③毎年の収支の確認
④資産管理
⑤中長期のライフプラン表の作成
これら全てを行うのは、一見とても難しそうで時間も掛かりそうです。
でも、マネーフォワードMEと自作エクセル使うと、とても簡単に家計簿の作成~中長期のライフプランの作成までができちゃいます。
今回は、FPの私が実際に自分のために行っている、お金の管理方法の全容を解説します。
誰でも簡単に、家計の管理、資産の管理、ライフプランの管理ができる方法です。是非、ご参考にしてみて下さい♪
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この記事を書いたのはこんな人
元外資系保険会社勤務、国家資格2級ファイナンシャルプランニング技能士(FP)。法人営業を主に担当。個人のライフプランニングも得意。
結婚後も勤務していたが、夫の海外駐在についていくため退職。
駐妻ライフを楽しみ、現在夫婦とも帰国。
子育てをしながら、投資をしたり、サイト運営をしている1児のママ。
マネーフォワードMEを活用したお金の管理方法:全体像
まずは、今回ご紹介するお金の管理方法の全体像を解説します。
ライフプラン作成までの流れ
※マネーフォワードMEのデータダウンロードは有料会員のみ可能です。
難しそうに見えるかもしれませんが、やることはとっても簡単。
①マネーフォワードMEのアプリに日々使ったお金を入力 or レシート撮影します。(ある程度まとめて入力してももちろんOK!しかも一度入力したものはマネフォが覚えていて同じ分類に自動で振り分けてくれます)
②1年経過したら1年の収入、支出の合計額を確認します。
③その金額を筆者作成のライフプランフォーマットに入力します。(作成はとても簡単)
家計簿アプリ:マネーフォワードMEとは?メリットは?
ライフプラン作成までの流れについて、順に説明する前に、まずマネーフォワードMEについて、簡単に解説します。(ご存じの方は読み飛ばしてください。)
マネーフォワードMEは、2021年1月時点で、利用者は1,150万人にもいる大人気の家計簿アプリです。(マネーフォワード決算資料参照)
マネーフォワードMEを使うと、こんな未来が待っています。
各金融機関の残高を「パスワード何だっけ?」と思いながらいちいち調べる必要がなくなる!(銀行・クレジットカードだけじゃなくて、保険、ポイントカード、証券、仮想通貨なども連携可能、これが他と比べて超便利。)
無料版でも機能が充実しており、家計管理が驚くほど簡単になります。
電子マネー、クレジットカード等を多く使う方にとっては、使ったお金を入力する手間もほとんど掛からず、ほぼ自動的に毎月の家計簿をつけることができます。
マネーフォワード公式の紹介動画をご覧いただくと概要が良くわかるかと思います。
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筆者は3年以上このマネーフォワードMEの有料会員として活用しています。
こちらの記事でも詳細を解説していますので、参考にしてみて下さい。
ライフプラン表作成までの流れ①家計簿作成と収支の確認
ステップ①マネーフォワードMEで使ったお金を記録(家計簿の作成、毎月の収支確認)
ここから、ライフプラン作成までの流れを一つ一つ解説していきます。
まずは、マネーフォワードMEのメイン機能の一つ、家計簿の作成について。
上でも述べたように、マネーフォワードMEでは、家計簿を作成するのはとても簡単です。
金融機関、カード等と連携することで、自動で使ったお金が取り込まれます。
マネーフォワードMEは、他の家計簿アプリに比べて、連携できる金融機関、カード、保険会社等がとても多く、それが多くの人にとって便利なポイントだと思います。
また、現金を使った場合は、下記のようにレシートをスマホで読み込めば手入力の手間が省けます。


入力された個々のアイテムは、自動で集計され、下記のように表示されます。

この事例では、収入が少なく、支出が多いので赤字になっています。
毎月やることはこれだけです。
この家計簿をしっかりつけていくことで、年間の収支確認、ライフプランの作成に繋げていきます。
また、紐づけできる金融機関、カードはすべて紐づけてあるので、本当に手間が掛からず毎月の家計簿を作成することができています。
ステップ②マネーフォワードMEで年間収支の確認(データを使って年間収支エクセルの作成)
毎月しっかり家計簿をつけていったら、1年経った時点で1年の振り返りをします。
マネーフォワードMEを使って年間収支をいろんな角度で見るためのフォーマットを作ったので、こちらを活用していただくのも良いかと思います。
詳細はこちらの記事で解説しています。
いずれにせよ、1年間の収入合計と支出合計を把握できればOKです。
わざわざエクセルにまとめなくてもマネーフォワードMEのアプリ上でも確認できます。

マネーフォワードMEアプリ⇒「家計簿」画面の右上に「月」と「年」を切り替えるボタンがあります。
年に切り替えれば年間の合計収入、支出を確認することができます。
ライフプラン表作成までの流れ②中長期ライフプラン表の作成
まずは、↓からライフプラン表をダウンロード♪
無料エクセルでライフプランを作成:アウトプットイメージ
私が作成したライフプラン表のアウトプットイメージはこのようなものです。
家族構成、年齢などを入れて教育費や年金なども自動で計算できるようになっています。
入力が完了すると、下記のような3つのグラフでお金の動きを視覚的に確認することができます。
1つ目は、「収入と支出」のグラフ。収入に対して支出が上回る年がどれくらいあるかを見ることができます。
2つ目は「総資産額の推移」。老後まで資産を維持していけるか視覚的に確認できます。
3つ目は、「増減」グラフ。毎年の資産増加額、減少額が確認できます。
ライフプランの作成:ステップ① 基本情報の入力
エクセルを開くと7つののシートがあります。
「教育費テーブル」というシートを挟んで右側の黄緑色のタブはサンプルです。
あなたのライフプラン表は、青色の3つのシートに作成していきます。
まずは、「基本情報入力」シートに基本情報を入力します。
開始年はプルダウン方式になっていますので、あなたのライフプラン作成開始の年を選んでください。
夫婦二人分と、子ども3人分の枠を設けてあります。
ご結婚されていない方は、夫、妻のどちらかに入力していただければOKです。
お子さんが1人であれば、2人目、3人目のところは空白でOKです。
まずは、お名前と開始年の年齢と退職予定の年齢を入力します。
また、親の年齢も一人分入れられるようになっています。
代表の方の年齢を入れることで、ライフイベントも想定することができます。
お子さんの幼稚園~高校については、私立か公立を選択するようになっています。
大学は、私立、国公立の区分に加え、文系か理系か、下宿するかしないかも選べるようになっています。
過去の年収は分かりますが、将来の年収ははっきり見えるものではありません。
このライフプランでは、昇給率を仮で設定することで、将来の収入を想定します。
お勤め先の昇給率をざっくりでいいので入れてみて下さい。
※毎年1.5%の昇給を見込む場合、101.5%と入力します。
次に通常の月にかかる支出をざっくり入力します。
ここでは、食費、日用品費、水道光熱費、通信費、自動車経費、その他を入れます。
想定される退職金を入力します。
厚生労働省のデータを載せてありますので参考にして下さい。
ライフプランの作成:ステップ② その他の項目の入力
次に「ライフプラン」シートに移動します。
開始年の手取り収入を入力します。はっきり分からなければ想定金額でもOKです。
初年度以降は、緑色のセルで式が入っていますが、式を無視して直接入力していってください。
ここでマネーフォワードMEを使っている場合は、スマホアプリを開いて、「家計簿」タブ、画面右上の「月」と言う表示をタップすると、「年」単位に切り替わります。
この画面から年間収入と支出の内訳が簡単に分かりますので、その金額を入力するだけでOKです。
その他の収入がある場合は、こちらの欄に直接入力することで計算に含めることができますのでご活用下さい。
通常支出は、その下の欄にある、教育費、住宅費、車購入、旅行、その他以外にかかった支出金額を入力します。
こちらもマネーフォワードMEを使っている方は、上述の方法で簡単に把握できます。
住宅に関する支出金額を年額で入力します。
最初は賃貸で、どこかの年に住宅を購入して、頭金を支払って、ローンを返済していく、みたいなシミュレーションもできるように住宅・家賃欄は全て自由に入力するようになっています。
こちらも全て自由に入力できるようになっています。
車の購入をいつにするか、何回買い替えるのかは、人生の中でも比較的大きな支出となります。
ライフプランを考えながら車の購入タイミングを考えるのもいいと思います。
子供が何歳になったら海外に連れて行ってあげたい!など、家族の年齢と共に旅行にかかるお金も変わります。
お金の余裕を見ながら旅行にいくらお金をかけられるか想定してみましょう。
人生にはいろいろなイベントがあります。
子供の結婚、親の葬式、お金がかかるイベントもいくつかありますよね。
これらのイベントにかかるお金も想定していおくとライフプランの精度がグッとアップします。
開始年時点の総資産金額を入力します。
この金額を起点に増減金額を上乗せしていくことで、将来お金が足りるのか、どこかのタイミングで破綻するのかを確認することができます。
想定されるイベントを言葉で入力する欄を設けました。
この年には、子どもの結婚式があることにしよう、親はこのくらいで亡くなるかな、など、メモ代わりに使ってください。
定期的にライフプラン表を更新する
結果を入力したら、翌年以降のライフプランに修正が必要かどうか確認します。
車の購入はもう少し遅くしよう、子どもが私立中学受験を決めた、など、元々の計画からずれてきた部分を修正します。
プラスα:マネーフォワードMEのデータを使って資産管理
ライフプランを作成すると、自分が死ぬまでのお金の動きを予測することができ、今のままで生活が成り立つのかどうかが分かります。
逆に見えにくいのが、今現在の資産の明細です。
ライフプラン表上は、資産額いくらと合計金額を入れるだけのシンプルな作りになっています。
なぜなら、ライフプラン上で、資産の明細(株式、外貨預金、投資信託、保険等)を考えてしまうと、為替や時価などの変動要素が大きく、管理がとても複雑になってしまうからです。
そのため、ライフプランとは別に、今現時点の資産明細を把握しておくのがベターです。
これを把握することで、資産構成を変えていくべきか、リスク資産を増やすべきか、など、「今やるべきこと」が見えてきます。
マネーフォワードMEのデータを使った資産管理方法については、こちらの記事で解説していますので、併せてチェックしてみて下さい。
マネーフォワードMEを活用したお金の管理方法まとめ
ポイントのまとめ
②年間収支の確認、支出の傾向を把握③ライフプランの更新+αで資産管理
将来の見通しを持たず、今を生きることほど恐ろしいことはありません。
今後の収入から残った貯蓄で残りの長い人生を生きる必要があります。
その頃には頼れる親、親戚、友人もいなくなっている可能性があります。
頼れる人もいなくなり、何となくでは生きてはいけない時がいつかは来るはずだと、私自身危機感を持っています。
そのため、私はこのようなお金の管理を通じて将来のこと、今やるべきことを考えています。
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