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ホンジュラス移民キャラバン メキシコ北上中! どれだけ過酷か検証してみた

最近、毎日のようにホンジュラスの移民キャラバンがメキシコを北上してアメリカに向かっているというニュースを耳にします。

メキシコに住んでいた経験から考えてもこの行動はかなり無謀な気がしています。

今回は、これがどれほど過酷なことなのか考えてみます!

 

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なぜ彼らはアメリカを目指しているのか?

そもそもなぜ彼らは無謀な行動を取ってまでアメリカに行こうとしているのでしょうか?やはり自国の治安、政治、貧困などが根底にあるようです。

ホンジュラスの貧困率は約60%で人口の約40%は食糧難に苦しんでいるそうです。

主要産業の農業も最近の異常気象の影響もあり、不作になってしまったりと状況はかなり厳しいようです。

貧困があると、治安も悪くなります。私がメキシコにいたときもホンジュラスの治安はかなり悪いということを聞いた覚えがあります。

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ホンジュラスからアメリカまでの道のり

難関① 距離と時間

彼らがどこを通ってどこに向かっているのか、詳細はわからないですが、仮にメキシコのチアパス州タパチュラを通って、最近テレビに出ているアメリカ国境の街、ティファナまで歩いていくとすると、下のようになります。

距離:3,879km

所要時間:790時間

一睡もせず、歩き続けても790時間 ÷ 24 = 32.9日 かかります。

食事・休憩・睡眠で1日当たり8時間は移動できないと考えると、

790時間 ÷ 16 = 49.4日 かかります。

まず、これだけの日数を荷物を持って、子供を連れて歩ける体力があるか?この時点でもすでに私は無理です(笑)

ちなみに、日本で例えると、鹿児島から青森まででこんな感じでした。

距離:1,684km

所要時間:332時間

メキシコ縦断の半分以下です!! 

やっぱりメキシコ縦断はかなりの難関です。

難関② 標高・登山

上記のルートはメキシコの首都メキシコシティを通るようになっていますが、タパチュラの海抜はほぼ約200m、メキシコシティの標高は約2,250mです。

このルートを通ると2,000m級の登山も含まれています。

私はこのルートを陸路で通った事があるわけではありませんが、メキシコの山道を運転したことは何度もあります。

 

メキシコの山道で車を停めて撮った風景

日本のようにガードレールが全て整備されているわけでもなく、また、恐ろしいくらいの絶壁のような場所があったり、と、団体で歩いていくようなところではありません!

難関③ 荒野

このルートの後半半分はほとんど荒野だと思われます。(私が住んでいたエリア)

メキシコ北部は緑が少ない(サボテンはたくさんある)荒野がほとんどです。(西部劇のようなイメージ)

日本ではどこに行っても民家や小さなお店などは絶え間なく存在しています。

ただ、メキシコはとにかく広い!!

メキシコ北部エリアは街と街の間隔がとても長いです。

本当に小さな集落くらいはありますが、30km歩いても、食料や水が手に入るような、比較的大きな街にたどり着かないことが予想されます。

そんなところを歩いて縦断するなんて私は想像できないです。

荒野で水も食料もなくなり、体力もなくなりそのまま死んじゃうような気がしています。

難関④ アメリカ入国

そもそも国境まで着いたとしても、アメリカ入国は本当に無理なんじゃないかと思います。アメリカの入国審査は本当にとても厳しいです。(日本人の私もパスポートを一度紛失してから入国審査がスムーズにいかなくなっています。)

しかもメキシコ国境に壁を作ると言っている人が大統領っていう・・・。

絶望的だと思います。

メキシコの国境の街はこれから治安の悪化などがあるかもしれないですね。。

まとめ

私は純粋に歩いてメキシコを縦断するのはかなり無謀だと思っています。

しかし実際は支援している人などがいて、食料や寝る場所の提供、車での移動などがあるようですね。

実際に既にティファナまで着いた人もたくさんいるようなので、色んな支援を受けながら移動しているんだと思います。

ただこんなことが起きてしまうのは本当に悲劇だと思います。一番辛いのは自分の国を捨ててきている移民の人たちですよね。国際社会がこういった問題に目を向けて事態が少しでも良い方向に向かってくれることを祈ります。

 

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